今回は、ストレッチのことについてお話しします。
バスケットボールというスポーツに限らず、スポーツするうえで、プレイヤーにとってストレッチというのは非常に大切なことです。
子供のころは筋肉や関節が柔らかいということから、自然とケガをしにくい状態にありますが、だからといってケガをしないわけではありません。
筋肉や関節が柔らかいということは、成長過程において、体が少し成長分のゆとりを持たせているだけです。筋肉が固いと骨が育ってきても伸びません。関節にゆとりがなければ骨が育ってきても骨と骨がぶつかってしまって成長を妨げてしまうことになります。
子供が柔らかいというのは決してストレッチをしなくてもケガをしないわけではありません。
スポーツをする上で、関節の可動域が狭い、筋肉が固いというのはケガの一番の原因です。
筋肉は使わないとどんどん固くなっていきます。筋肉が固いと肉離れというケガも起きやすくなります。
幼少期のけがは成長の妨げになりますので、いろいろな意味でケガを予防するストレッチは非常に大切です。
筋肉
・ふくらはぎの肉離れは、下腿二頭筋の内側頭の筋肉の部分断裂
・大腿部(ふともも)のものは、前面は大腿四頭筋、後面はハムストリングの筋部分断裂
ちょっと小学生には難しいかもしれませんが、筋肉が伸ばされながら収縮すると、筋力に負けて部分断裂してしまうことがあるということです。
私も学生の頃、陸上競技で幅跳びを専門にやっていました。過去に一度、ふとももの裏・・・つまりハムストリングを肉離れしたことがあります。
「ドン!」というような鈍い音と、衝撃が走ります。そのあとすぐに激しい痛みを感じ、走るどころか歩けません。
肉離れは程度のにもよりますが、1か月から3か月くらいかかってしまいます。その間、走れないですから、試合は出れないですし、出来る練習も限られてしまいます。
関節
・骨折
・脱臼
・股関節の痛み
・足首の痛み
・肩の痛み
・手首の痛み
筋肉が成長過程で出来上がっていない小学生のうちは、関節を痛めやすいです。また、骨格が出来上がっていないため、ゆとりもあるため、関節も外れやすくなっています。
人間が致命的なケガにならないよう生まれながらにそういう構造になっています。
筋力も大事ですが、関節の可動範囲を広げてあげることで、ケガの防止にもなります。特にバスケットボールはパワーポジションをとり、腰を落とす動作・横のフットワークが非常に多いため、「股関節」の可動域が狭いとケガをします。
準備運動
基本ですが、スポーツの前には必ず準備運動をしましょう。念入りなストレッチはできなくても、やっていないよりは全然いいです。体が温まる=筋肉が柔らかくなる=関節の可動幅が広がることになります。
毎日自主練していると思いますが、毎日寝る前や、お風呂上りにストレッチしておくのも良いでしょう。
試合には「準備が大切」です。有名スポーツ選手が言っていました。自分のパフォーマンスも、チームとしては試合内容ですが、準備で8割は決まるといいます。
試合の内容にこだわるというゴールなら、日ごろのチーム練習が準備に当たります。日ごろの練習にも各個人の準備が必要です。ケガをしないように、練習に臨むというのも立派な準備です。
自分の目標や目的を達成するためには、さまざまな準備が必要です。
スポーツもケガをしないように、最高の結果を出せるようにストレッチはとても大事な準備です。自分の為にもストレッチする習慣をつけるといいでしょう。
【平ミニバスホームページ】
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