こんにちは!
自主練・日々の練習頑張っていますか?
試合で活躍するため、チームを勝利に導くため、ライバルに勝つため、パパママに褒められるため頑張っていますか?
小学生・中学生のうちは練習すればするだけ上達していきますから、頑張りましょうね!
さて、今回は「カット」についてお話ししたいと思います。
低学年はあまり聞きなれない言葉かもしれませんが、高学年の練習ではよく出る言葉ですから、覚えておくといいでしょう。(カッティングともいうことがあります)
カットって?
バスケットボールでいうカットとはオフェンスの時でオフボール(ボールを持っていないとき)の選手がパスをもらうための動きの一つです。
自分がカットの動きをすることで、ディフェンスもそれについていかなければいけないからです(特にミニバスはマンツーマンディフェンスなので)。突然の動き出しだとディフェンスもついていけず、マークに「ズレ」が発生します。つまり、マークが外れ、ノーマークの状態に一時的にでもなるということです。
マークが外れたところで、パスを受け、シュートします。
どの選手も「カット」は常に狙っているようにしましょう。
ただし、カットを狙うあまり、常に動き回っていると自分も疲れてしまいますし、相手のディフェンスも「同じスピード」だと動き回られても着いていきやすいです。
カットは、緩急(かんきゅう)といって、スピードを速くしたり、遅くしたりする動きが大切です。
カットの種類
01.バックドアカット
02.ブイ(V)カット
03.エル(L)カット
04.カールカット
05.フレアカット
06.ディープカット
07.UCLAカット
08.フロントカット
09.シャロウカット
10.フラッシュカット
と多くの種類があるようです。
ミニバスでは「バックドアカット」「Vカット」「Lカット」「ディープカット」「フロントカット」を覚えておくといいでしょう。
名前(名称)は無理に覚えなくてもいいので、動き方とパスを受ける場所だったり、タイミングを覚えましょう。
カットは自主練は難しいところもあるので、自主練は動画を観たり、イメージ、あとは自分で動き方を「絵(図)」を書いてみるがいいと思います。作戦ボードがある人はそれを使うといいですね!
実際の動き方
01.バックドアカット
ディフェンス2番(青2)は、オフェンス1番(赤1)からオフェンス2番(赤2)へのパスをさせないため、ディナイディフェンスをしている場面です。
赤2は青2が目線が外れた瞬間にタイミングよくゴールへカットします。
赤1は赤2のカットのスピードやタイミングを合わせてパスを出します。
青2は気付いた時には赤2に後ろを走られていて、対応が遅れます。
赤2はパスキャッチして、シュートします。
もし、ヘルプディフェンスがいて、シュートが難しければ、ノーマークになっている選手にパスを出します。
ミニバスの試合ではこのバックドアカットを使うチームが多いです。平ミニも常に狙えるように頑張って覚えて試合で使えるようにしましょう!
02.ブイカット
赤2は青2を一緒にペイントエリア付近まで着いてこさせて(ディフェンスを中に押し込んで)、一気に3Pライン付近まで下がります。中にカットする動きから外にでる動きです。赤1からパスを受けたら、ディフェンスがついているか確認をします。青2番が対応に遅れて、ノーマークだったら思い切ってシュートを打ちましょう。青2番が詰めてきているようなら、ドリブル(ドライブ)して抜きましょう。突き出しが弱いと、トラベリングになる可能性が高いので、突き出し1歩目は体勢を低く、力強くを意識しましょう。
03.エルカット
赤2がペイントエリア付近にポジションを取っていた場合、ポストプレイを狙う場合もありますが、エルカットといって赤2は一気に3Pライン付近まで走って、さらにサイド(サイドライン側)へ移動するように走ります。
ブイカットの時と同様にディフェンスの対応が遅れていて、ノーマークだった場合は、迷わず思い切ってシュートを打ちましょう。
青2おディフェンスが速く追いついてきていて、シュートが難しいと思ったら、ドライブに切り替えましょう。
図ではペイントエリア付近からの動き出しの説明ですが、「Lの字を描くような動き」がエルカットです。必ずしも図のような動きだけがエルカットというわけではないので、注意してください。
06.ディープカット
ディープカットは図のようにゴールの下を通るような動きで、一気に逆サイドのコーナーに走り、パスを受けてシュートを打ちます。
別のシチュエーション場合、例えば、自分たちがディフェンスをした後、マイボールにし、「速攻」で走った場合にもこのカットは使えます。
赤2が右側の自分たちのゴールから相手ゴールへコーナーを走りあがります(ワイドランといいます)※ちなみにゴールからゴールへ一直線に走ることをリムランといいます。
赤2は左コーナーを走り、止まることなくゴール下を通りすぎ右側のコーナーへ移動します。青2に走り負けない走力と体力が必要です。逆サイドのコーナーでパスを受けたらシュートします。
赤1は赤2にパスをしたらゴールへ走りこむカットがあっても面白いですね。おそらく青1番は赤1が赤2にパスを出した瞬間、視線が2の方へ行きます。その瞬間に赤1は相手の裏(バックドアカット)を走り、赤2からパスを受けてレイアップシュートでもいいと思います。赤1はパス&ランですね。
08.フロントカット
フロントカットは赤2がペイントエリア(エルボーと呼ばれる角のところ)あたりに青2を押し込む動きをします。ただ、ここでポストプレイするわけではなく、バックターンして青2の裏を走る動きに切り替えます。押し込んでポストまたはカットに見せかけて裏を取るカットのやり方です。
タイミングが大事
これまで、赤2のカットの動きの説明をしてきました。
しかし、赤2が自分勝手にこの動きをしただけでは成功しません。赤1のパスがあってのことをわかっていなければいけません。赤1が赤2がどのような動き(カット)をしそうなのか予想できていないと成功しません。
ですから、日ごろからカットの練習をたくさんすることが必要ですし、チームの仲間みんなと、どういうときにどのカットを取り入れるか確認しておくのもいいでしょう。
赤1のパスのタイミングやパスの強さ、パスを出す場所も非常に大切です。赤2のカットの動きだけではダメですので、一生懸命練習しましょう。
最後に
バスケットボールはチームプレイです。以前のブログでも書いたように、ボールを持っている人は常に1人です。ほかのプレイヤーはボールを持っていません。コートではボールを持っている人より、持っていない人の方が多いです。ですからオフボールの選手の動きが重要です。ボールを持っている1人が相手5人を相手できません。ヘルプに入ったりみんなでせめてみんなで守りましょう!
【平ミニバスホームページ】
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